競馬メインレース研究所

日曜日

東京１１レース

アルゼンチン共和国杯

８ラーグルフ

近走で結果が出ていない理由は、苦手な道悪馬場だったり長期休養明けで走れる状態になかったからで、札幌記念、AJCC、中山記念は全て超タフ馬場、前走のオールカマーは体調整わずの急仕上げだっただけに、超スローペースからの決め手勝負でこの馬の良さであるスタミナ面や脚力の部分を生かす事ができませんでした。

叩き２戦目で馬場が回復する今回は久々に良い条件で競馬ができ、左回りコースでは月岡温泉特別も甲斐路Sも強い競馬ができており、この馬の長く良い脚を活かす条件としては悪くありません。

この馬は父も母父も母母父も欧州血統でこのレースで特注のロベルトのクロスも持っている配合で、ある程度の位置で競馬をしつつ直線で馬場の良い外側へ出せれば一変のパフォーマンスが期待できます。

４クロミナンス

2走前日経賞は厳しい流れの中、好位外から正攻法で渋太く伸びて2着に好走。

ここは完全なポテンシャル戦となっており、クロミナンスの位置で考えればバランス的には後半のポテンシャル色が強い競馬と言え、しかもペースが上がってからの後追いとなってL3最速、４角地点でロスがかなり多かくなっていました。

それでも最後まで渋太く伸びてきており、距離適性という点で不安はありません。

この展開でボッケリーニを撃破できているのは高い評価が必要で、トップスピード戦なら一枚上適性の幅を見せているだけに、ここも上位評価の1頭となります。

３ハヤヤッコ

前走のタイランドCは、五分のスタートを切った後に押して中団の外目で進めて行く形となり、そこからは中団の外でスタンド前でも少し押し上げる意識を持って運んでいく格好となりました。

このレースは向正面で捲りが生じましたが、そこで動けずに後方外でポジションダウンして３～４角でペースが上がってからの後追いで外から仕掛ける形となり、そのまま大外を回して押し上げて好位列で直線に入り、直線序盤で追われてL1でしっかりと伸びて３着を確保しました。

ここは向正面で捲って行ったゴールデンスナップに対してワンテンポ遅れた事で３～４角でペースが上がってからの押し上げになっただけに、意識的に前を取るつもりで運べれば更に高いパフォーマンスが期待できます。

１０マイネルウィルトス

昨年のアルゼンチン共和国杯は大外枠から無理せず後方の中目に持って行く格好となり、ペースが遅い序盤の内に中団の外まで取り付いて向正面のロングスパートの形になりながらも中団の外で正攻法で進める形となりました。

その後は3～4角で中団の外から仕掛けて好位の外まで押し上げ、直線序盤で追われて渋太く伸びて先頭列に上がるとL2手前で抜けて先頭に立って半馬身差のリードを取りましたが、L1で左手前に戻すと内から捌いて伸びてきたゼッフィーロに1馬身出られて2着争いをクビ差で制す格好となりました。

ここはかなり厳しい展開になっており、騎乗的にはゲートが遅かった中で中団まで押し上げたのは好判断だったと言えます。

ただ、中盤からのロングスパートでポテンシャル色が濃い一戦となっており、その中で3～4角でも外々から伸びて要所グンと来たってのはかなり目立ったパフォーマンスと言えます。

近走は面白い競馬が出来ている馬で、アルゼンチン共和国杯に関してはラップが分散してL2で良い脚を使ってきただけに、今年も2段階加速の展開なら大きく浮上する1頭と言えます。

１４セレシオン

総合力という点で良さがあるクロミナンスや、前目で勝負できるショウナンバシット辺りも出てくる中で、ゲートの悪さからリカバーしていける可能性があるかどうかが今回のポイントと言えますが、団子状態で仕掛けも遅れがちなのがアルゼンチン共和国杯のイメージとなるため、要所でギアチェンジでの鋭さがそこまで無いなら、基本的には嫌いたい人気馬と言えます。

上記情報馬からの3連単指示で250.7倍的中となり、17万5490円の払い戻しとなりましたが、3着馬と4着馬が入れ替わっていれば936倍的中で65万円の払い戻しとなっていました。