日曜日の結果
中山11レース
皐月賞
ペース傾向で見ると、過去10年で最多は平均ペースで5回。
ややハイペースとかなりのハイペース以上がそれぞれ2度ずつで、ややスローが1度となっており、基本的には平均~ハイペースで進みやすい舞台と言え中距離でのスピード面は重視したいポイントです。
また、近年はそこまで高速馬場というケースの方が少ないため、週末の雨の影響を考えるとある程度パワー型のスピードを要求される可能性が高いように思えます。
1000通過の10年平均は59.3で、±0.7の範囲内に収まるケースが5回の半数を占めますが、59前半ぐらいで置いておくのが妥当と言えます。
皐月賞の脚質傾向は先行~好位が強く、過去10年で勝ち馬は先行の4勝、好位の3勝で7勝。
2着も先行5回、好位3回で8度の連対例で見れば真ん中より後では分が悪く、ある程度流れた中でも良い位置を取れる馬が優位となります。
1ソールオリエンス
まだ2戦しかしていため、ほとんどの不安が未知数に近い状況だけに現時点でのパフォーマンスで判断する必要があります。
前走の京成杯は4角での逆手前が無ければもっと高いパフォーマンスを見せられた可能性が高く、直線に入ってからの違いを作ったという点では明確に一枚上のパフォーマンスでした。
セブンマジシャンを相手にと考えても不利を考慮に入れてもこの展開で突き抜けて0.6差は上等の評価が必要で、馬場は良でも少し雨が降っていた状況だっただけに標準より重かった中、ラスト2Fの推定ラップはかなりインパクトがありました。
高速馬場で対応できればダービーでも面白い存在と言えますが、雨の影響で時計が掛かる馬場となる今回も期待が大きい1頭と言えます。
7ファントムシーフ
好位から速い上がりを使える馬で、2走前のホープフルSでは発馬で後手を踏んでしまい「いつものスタートなら逃げ馬の後ろにつけられていたと思いますが、スロでスペースができるまで待つ形になってしまいました。」との事で、流れが遅くて4角手前で追い出しを待たされるロスが響いて直線では前の馬が止まらずに4着までとなりました。
前走の共同通信杯は発馬を決めて2番手からの競馬で懸命に粘るタッチウッドをラスト100mで交わしての勝利となりました。
持続力のある末脚は東京向きのイメージがあり、ダービーでこそのタイプと言えますが、能力的に上位の存在と言えるだけにここでも上位濃厚の1頭と言えます。
会員様には上記情報馬からの3連複指示で37.7倍的中となり、24万8820円の払い戻しとなりました。
阪神11レース
アンタレスステークス
9ヴァンヤール
1戦毎に大きな成長を見せている1頭。
条件戦時代は目立つパフォーマンスは見せていませんでしたが、昨年秋頃から馬込みを気にしなくなってから急成長してきており、前走の名古屋城Sは超高速馬場だったので走破時計自に大きな評価はできませんが、これまでタフなスタミナ勝負でこそ良さが出そうだった馬がこれだけの高速決着に対応してきたのは成長している証拠と言えます。
前走の名古屋城Sのレースラップは13.0 – 11.4 – 12.9 – 12.1 – 12.1 – 12.1 – 12.2 – 12.2 – 12.2となっており、超高速馬場で前半スローで前に行った馬が有利なラップ構成を1頭だけクビ差まで差し込んできて3着以下を3馬身突き放した内容は高く評価できます。
しかも直線は馬群の中で詰まり気味だっただけに、もう少しスムーズなら差し切れていた内容でした。
今回は前走と同じ高速決着濃厚ですが、前走と違ってテンから速いペースになって上がりが掛かりそうなだけに、前走は高速決着に対応してきましたがもともとは渋太さを生かして良いタイプの同馬にとっては絶好の展開になりそうなだけに、前走以上のパフォーマンスが期待できます。
11キングズソード
前走の伊丹Sは好位から進めていましたが内を意識して中盤で少し下る格好となり、そこから内を確保し切ってしっかりと押し上げてきました。
直線までの進路取りに関してはこれ以上ない程噛み合っており、それでサンライズアリオンからクビ差というのをどう考えるかがポイントとなります。
3着以下は4馬身千切っているので、サンライズアリオンがかなり手強い相手ではあったと言えますが、後半もL1で12.5とそんなに落ちていないので、2馬身差を捕えているなら12.2は出している計算となり、ポテンシャルは結構良いものを見せていて底知れない1頭と言えます。
プロミストウォリアと比較した場合に展開の影響が小さいのはこちらですが、2勝クラス2着と同日の茨木Sが1:50.3なのでどちらかというとペースは落ち着いて後半のポテンシャルを引き出す形の方が良いタイプと言えます。
この馬の場合は軽いダートで後半で速いラップをある程度踏む形が理想で、その点では土曜の雨がある程度残りそうなのは好材料と言えます。
12プロミストウォリア
前走の東海Sは10番枠から五分のスタートを切り、そこからは楽な手応えでハナを取り切って主導権を握る展開となりました。
1~2角は緩めでしたがじわっと加速させつつもかなりのスローで進め、3~4角でも楽な手応えでじわっと加速しながら3/4差ほどで直線に入り、直線序盤で食らいつくハヤブサナンデクンをスッと離してL1で外から伸びてきたが空馬が邪魔になったハギノアレグリアスに対して渋太く振り切って2馬身差の完勝となりました。
ここでは番手のハヤブサナンデクンに対して0.7差と直線で突き放している形になり、基本的にハギノアレグリアス以外に対しては勝負付けが済んだレベルのパフォーマンスと言えます。
このレースはかなりスローでの後半型の競馬でポテンシャルで分散しつつL2の坂の加速の一脚を引き出せたという点での評価となりますが、二の脚や適正ペースの幅広さといったところも含めて強いパフォーマンスだったと言え、パフォーマンス的には抜けているだけにここは信頼度の高い1頭と言えます。
会員様には9ヴァンヤールからの馬連2点指示で8.4倍的中となり、12万6000円の払い戻しとなりました。
前がペースを引き上げてくれれば最上位の存在と言え、スローになって47.5-46.0ぐらいまででL2最速10秒台となると切れ負けするイメージがあるだけに、新馬戦以来の鮫島駿騎手が前走よりもペースを引き上げてくるようなら上位必至の1頭と言えます。
6オオバンブルマイ
後半の素材面で底を見せていないというのは大きな魅力で、新馬戦のパフォーマンスは高いとは言えませんが京王杯2歳Sで大幅に上げてきただけに混戦模様のここなら好勝負可能の1頭と言えます。
京王杯では好位の内をキープしてラスト300m付近で外に進路を確保すると、一完歩毎に前との差を詰めていってゴール前で逃げ馬を捉えての勝利となりました。
この馬が面白いのは前走のタフ馬場でもL1で結構伸びてきた点で、L1で伸びていてオールパルフェに対して詰めてきた内容は好感が持てるだけに、ここでも注意が必要な1頭と言えます。
17ヤクシマ
前走のクロッカスSはゲートから二の脚という点でも余裕をもって先行策を取る事ができており、3~4角での中弛みでスペースがなくなった場面でルメール騎手が早い段階で進路を取り切る好騎乗を見せ、そこからの伸びは流石でラップ的には11.0-11.5なので落とさず優秀な内容で勝ち切りました。
この時点ではかなりの高速状態だったのは確かですが、この流れでL3-2-1と11.3-11.0-11.5でまとめてきて後半のトップスピード勝負の競馬で質量ともに引き出す事ができており、緩んでのギアチェンジ面での対応も良かった点からもマイルでも期待できる1頭と言えます。
会員様には無料公開情報馬◎1ショーモンからのワイド2点指示で10.6倍的中となり、21万2000円の払い戻しとなりました。