競馬メインレース研究所

土曜日のメインレース情報
京都１１レース
ファンタジーS

阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦で、関西地方では唯一の牝馬限定戦となりますが、距離が1400mとなるだけに本番の１６００mを考えると延長ローテになってしまう点から有力馬は集まりません。
そのため、毎年のメンバーレベルは低い傾向にありますが、今年はダノンファンタジー、レッドベレーザ、レーヴドカナロアなどの良血が揃いました。
それでも先週のアルテミスステークスに比べるとだいぶメンバーレベルは落ちた印象があります。
2012年はベルカントが逃げて前半3Fが34.3のハイペース戦となりましたが、近４年は前半3Fが35秒台のスロー戦となっており、逃げ馬は好走していますが完全な前残り戦になることは少なくなっています。
先週の京都の馬場を見ても今の時期のタフな馬場ではスローペースでも前半部分に無理をすると終いが厳しくなっており、マイペースで逃げた馬は惰性で粘れそうですが、それ以外の先行馬は追走で苦しくなり、後ろで脚を溜めていた馬が差し込める想定です。
今年はヴァニラアイス、カシノティーダが逃げる可能性が高く、ベルスール、ラブミーファインが番手となり、近年の傾向からはこれらの馬よりも１列ぐらい後ろで脚を溜めて決め手を活かす馬が狙い目となります。

東京１１レース
京王杯２歳ステークス

朝日杯フューチュリティステークスの前哨戦として行われる東京芝1400m戦で、以前までは朝日杯には繋がらないレースでしたが、近年ではシャドウアプローチ、モンドキャンノ、タワーオブロンドンと３年連続で朝日杯で馬券になっています。
GII戦という事で実績馬も出走しやすく、暮れのG1マイル戦に向けての距離試しができるちょうど良い距離ということもあって、函館２歳ステークスや小倉２歳ステークスの勝者が復帰戦としてここに登場しており、今年もアスターペガサスとファンタジストの両重賞の優勝馬が参戦となります。
東京は高速馬場となっており、かなりの高速決着となる想定です。
過去５年は全てがスローペースとなっており、この時期の２歳馬にとっては今後の選択肢を広げるためにも折り合いを教え込む事が重要で、直線の長い東京コースだけにスローペースになる可能性が極めて高い１戦です。
今年はプライム、メイショウオニテ、ラバストーン、シングルアップの先行争いとなり、この頭数ならペース速くなるとは思えず、例年通りのスローペース戦となる想定です。




今週の平場の勝負レース情報馬